近年、サブスクリプション(サブスク)サービスが家具・家電や住まい分野で普及し、初期費用を抑えた柔軟な利用が可能になっています。 所有より「必要なときに利用する」スタイルを選ぶことで、引越しやライフスタイルの変化にも対応しやすくなりました。 この記事では、subsclife(サブスクライフ)、goodroomサブスくらし(旧リビングパス)、ホームサーブの3社を特徴・料金で比較し、目的別の選び方を解説します

subsclifeの特徴
subsclifeは、ブランド家具・家電を月額制で利用・分割購入できるサブスクサービスです。 北欧ブランド(HAYなど)や国内デザイナーズ家具、ヴィンテージ品など、デザイン性の高いアイテムが豊富にそろっています。 ソファ、テーブル、チェア、収納家具などの大型家具に加え、冷蔵庫・洗濯機・テレビなどの大型家電も取り扱っています。
小さな家具や雑貨類は月額数百円台から利用でき、一度に大きな出費をせずに必要なアイテムを取り入れられます。 複数アイテムを自由に組み合わせて注文できるため、「ソファ+ローテーブル+テレビボード」といった自分好みのコーディネートを月額払いでそろえられるのも特徴です。
レンタル(分割利用)期間は商品ごとに異なりますが、多くの商品で3〜24ヶ月程度の期間が設定されており、終了後は「返却・継続・購入」から選択できます。 月額料金は「支払い総額が定価を超えない」ように設計されており、一定期間利用後に差額を支払って買い取ることも可能です。
一方で、2024年12月以降は小型家電(キッチン家電など)の新規サブスク受付が終了し、2025年11月14日から大型家電サブスクの新規注文が再開されるなど、サービス内容に改定が入っています。 また、長期利用するとトータル支払額が高くなる場合や、在庫状況によって希望アイテムが借りられない場合、往復の配送・回収費用が別途かかる点には注意が必要です。
goodroomサブスくらしの特徴
goodroomサブスくらしは、家具・家電・Wi-Fi付きのホテル・マンスリー物件に定額で暮らせる「住まいのサブスク」サービスです。 全国のホテルやマンスリーマンション・レジデンス物件など数百施設をラインナップしており、敷金・礼金ゼロ、スマホで契約完結、家具家電付きで即入居できる点が特徴です。
1人用の個室プランは、目安として月額約7万円前後(69,800円〜)からの物件があり、エリアやグレードによっては月8〜15万円程度がボリュームゾーンとなっています。 利用期間は1ヶ月単位から長期まで対応し、出張・二拠点生活・転職や転勤前後の「つなぎ住まい」など、期間を柔軟に変えたいケースで使いやすい仕様です。
施設には共用ラウンジやワークスペース、共用キッチン、ランドリーなどを備えた物件も多く、生活と仕事を両立しやすい環境が魅力です。 光熱費・Wi-Fiが料金に含まれる施設も多く、「家賃+光熱費」のトータルで見ると短期〜中期滞在では割安になるケースもあります。
ただし、1年以上の長期居住を前提とした場合は、通常の賃貸契約と比べて月額が割高になる場合があります。 また、人気エリアや人気施設は予約が埋まりやすく、希望期間に空きがないこともあるため、早めのスケジュール調整が必要です。 多くの物件はホテルや既存レジデンスを利用する形のため、壁に穴をあける・大きな家具を追加するなどレイアウト自由度が賃貸より制限される点も押さえておきたいポイントです。
出張の多いビジネスパーソン、リモートワーカー、拠点を変えながら暮らしたい人、賃貸契約前後の「一時的な住まい」が欲しい人に向いたサービスです。

ホームサーブの特徴
ホームサーブは、住宅設備、特に水まわりの急なトラブルに備える定額制修理サービスです。 トイレ・キッチン・浴室などの水回り詰まりや水漏れなどの故障時に、出張費や作業費、部品代の一部を月額料金でカバーできるのが特徴です。
エコノミークラスのプランでは、年払いを月額換算するとおよそ990円前後から利用できる設定があり、プランによっては月1,000〜1,600円台のものも用意されています。 1回の修理につき5万円(税込)まで、年間2回までといった上限設定があり、その範囲内であれば追加費用なし、または軽微な自己負担でサポートを受けられます。
受付は24時間365日対応で、電話やウェブからトラブルを申し込めますが、実際の訪問修理は翌日以降になることもあります。 また、経年劣化が著しい設備や、メーカー保証対象外の一部機器などは、プランの対象外となる場合があります。
故障が少ない家庭では「保険料」が割高に感じられる可能性がありますが、水まわりトラブル時の高額な出張費・作業費を考えると、一戸建てオーナーや長く同じ住まいに住む予定のある人、突然の水漏れなどが不安な人には有力な選択肢になります。
3社比較表
| サービス名 | 主な対象 | 月額目安 | 主な強み | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| subsclife | 家具・家電(小型家電新規受付終了/大型家電はサブスク再開) | 小物は月額数百円〜、家具は月額数千円〜/品 | デザイン家具が豊富、複数アイテムを組み合わせてコーディネート可能、支払い総額が定価を超えない設計 | 長期利用で総額が高くなる場合あり、在庫切れや配送・回収費用、最低利用期間(多くは3ヶ月〜)に注意 |
| goodroomサブスくらし | 家具家電付きの住居全体(ホテル・マンスリー) | 1人部屋の目安は約69,800円〜、一般的には8〜15万円程度/月 | 敷金礼金ゼロ、オンライン契約で即入居、全国の多様な施設と共用ラウンジ・Wi-Fi完備物件が豊富 | 長期居住では通常賃貸より割高になりやすい、人気施設は空室争奪が発生、原状回復前提で家具レイアウトの自由度が限定的 |
| ホームサーブ | 水まわり(トイレ・キッチン・浴室など)の修理 | エコノミープランで月額換算約990円〜(プランにより〜1,600円台) | 24時間365日受付、出張費・作業費・部品代を一定額までカバー、1回あたり5万円・年2回など明確な上限設定 | 故障が少ないと割高感が出る可能性、対象設備や経年劣化の条件など細かな制限あり、訪問は翌日以降になる場合も |
選び方のポイント
- 「何に対して」お金を払うかを明確にする
家具・家電だけをサブスクしたい場合は、1点ずつ選べるsubsclifeが候補になります。 住居全体(家賃+家具家電+Wi-Fi+ホテルサービス)をまとめてサブスクしたい場合は、goodroomサブスくらしが合っています。 既にマイホームや賃貸に住んでいて、水まわりトラブルの「保険」をかけたい場合はホームサーブが有力です。 - 利用期間と総額を必ず試算する
いずれのサービスも「短期〜中期利用」でメリットが出やすく、2〜3年単位で利用すると購入や通常賃貸より割高になるケースがあります。 想定利用期間を決めたうえで、「合計支払い額」と「買い切り(または通常賃貸)の費用」を比較しましょう。 - サービス条件と最新の改定情報を確認する
subsclifeのように取扱カテゴリや受付条件が改定されることもあるため、公式サイトで最新の案内・キャンペーン・利用規約を必ずチェックしてください。 goodroomサブスくらしも物件ごとに料金に含まれる項目(光熱費・清掃など)が異なるため、各物件ページの条件を確認することが重要です。 ホームサーブはプランごとに対象設備や補償上限が細かく定められているので、自宅の設備状況と合わせてプラン内容を比較検討すると安心です。
自分が重視したいのが「インテリアの自由度」「引越しを伴う暮らし方」「既存の住まいのリスクヘッジ」のどれかを整理したうえで、上記3社をうまく使い分けると、サブスクならではの柔軟な暮らしを実現しやすくなります。


