外出先でスマートフォンの充電が切れそうになったとき、モバイルバッテリーのレンタルは便利な選択肢です。駅や商業施設、コンビニなどに設置されたスタンドから必要なときだけ借りられるため、モバイルバッテリーを持ち歩いていないときにも利用できます。
今回は、2026年10月から半固体バッテリーを順次導入する「充レン」を中心に、「CHARGESPOT」「HESTA CHARGE」の3サービスを比較します。
先に料金を見ると、30分未満ならCHARGESPOTが165円、同一の24時間利用枠内で30分ちょうどから23時間までの比較条件ではHESTA CHARGEが297円です。充レンには通常の都度利用に加え、急速充電バッテリー向けの「充レンPlus」もあります。
ただし、料金だけでなく、返却期限や返却場所、時間を超過した場合の扱いもサービスによって異なります。
情報の確認日は2026年9月15日です。記事内の料金はすべて税込です。
充レン、2026年10月から半固体バッテリーを順次導入

JURENは2026年9月10日、モバイルバッテリーレンタルサービス「充レン」で、半固体バッテリーを2026年10月から順次導入すると発表しました。2027年内には、現在「充レン」で流通しているモバイルバッテリーの全数を半固体タイプへ切り替えることを目指しています。
JURENは、半固体バッテリーについて、ゲル状の電解質を使用することで可燃性成分の揮発を抑え、従来型と比較して発火リスクを低減すると説明しています。また、幅広い温度環境への対応や長寿命も特徴として挙げています。これらはJURENによる説明であり、第三者機関による独立試験の結果として紹介するものではありません。
また、「国内初」という表現は、2026年9月10日時点のJUREN調べによるものです。
2026年9月15日時点では導入前のため、実際に半固体バッテリーを利用できるスタンドについては、導入開始後の公式情報を確認する必要があります。
3サービスの料金を同じ条件で比較
今回は、モバイルバッテリー1台を途中で借り換えずに利用する場合を比較します。
利用時間は「30分ちょうど」「2時間」「8時間」「23時間」に統一しました。キャンペーン、クーポン、定額プラン、地域・設置場所による特別料金は通常料金の比較から除外しています。
なお、充レンは通常の都度利用と、急速充電バッテリー向けの「充レンPlus」で料金体系が異なるため、表では分けて掲載します。
通常料金の比較
充レンには通常の「都度利用プラン」と、急速充電バッテリーを利用する「充レンPlus」があります。
料金体系が異なるため表では分けていますが、比較しているサービスは3社です。
| 利用時間 | 充レン 都度利用 | 充レンPlus (急速充電) | CHARGESPOT | HESTA CHARGE |
|---|---|---|---|---|
| 30分ちょうど | 330円 | 330円 | 330円 | 297円 |
| 2時間 | 330円 | 430円 | 430円 | 297円 |
| 8時間 | 330円 | 570円 | 570円 | 297円 |
| 23時間 | 330円 | 640円 | 640円 | 297円 |
※一部のスタンドでは料金が異なる場合があります。実際の利用時は、貸出時に表示される料金を確認してください。
充レンの通常プランは24時間未満330円、充レンPlusは利用時間に応じて330円から加算されます。CHARGESPOTは30分未満165円、30分以上1時間未満330円から利用時間に応じて料金が上がります。HESTA CHARGEは24時間まで297円です。
今回の比較条件では、30分未満はCHARGESPOTが165円、同一の24時間利用枠内で30分ちょうどから23時間まではHESTA CHARGEが297円となります。
充レンは通常プランと急速充電のPlusで料金が異なる
充レンの通常の都度利用は、レンタル開始から24時間未満まで330円です。24時間以上48時間未満では累計770円、48時間以上72時間未満では累計1,210円となります。
72時間以内に返却されない場合は購入扱いとなります。都度利用では72時間までのレンタル料金1,210円に購入代金4,620円が加算され、累計5,830円(税込)となります。
充レンPlusは急速充電バッテリー向けの料金プランです。1時間未満330円、1時間以上3時間未満430円、3時間以上6時間未満500円、6時間以上12時間未満570円、12時間以上24時間未満640円です。
さらに、24時間以上48時間未満は累計1,000円、48時間以上72時間未満は累計1,360円です。72時間以内に返却されない場合は購入扱いとなり、購入代金5,280円が加算され、累計6,640円(税込)となります。
充レンは、空きスロットのある別の充レンスタンドにも返却できます。在庫状況は公式LINEアカウント内の「設置場所」から確認できます。
CHARGESPOTは30分未満165円から利用可能
CHARGESPOTは、30分未満なら165円です。
30分以上1時間未満330円、1時間以上3時間未満430円、3時間以上6時間未満500円、6時間以上12時間未満570円、12時間以上24時間未満640円となっています。
24時間以上になると、48時間未満で1,000円、72時間未満で1,360円、96時間未満で1,720円、120時間未満で2,080円です。
レンタル期間は120時間を超えることができず、レンタル開始から120時間を超過するまでに返却されなかった場合は、利用料に加えて2,000円(税込)の違約金が発生します。
120時間超過時の料金表では、利用料と違約金を含めた金額が4,080円とされています。
なお、CHARGESPOTの利用規約では、紛失・破損などの場合にも4,080円の補償金が定められています。これは120時間超過時の違約金とは別の扱いです。
ミニストップでは初回3時間未満無料
CHARGESPOTでは、2026年9月14日10時から10月31日23時59分まで、対象のミニストップ店舗で初めてCHARGESPOTを利用する人を対象に、初回の180分未満の利用料金が無料となるキャンペーンを実施しています。
180分以上の利用は通常料金です。また、ほかのキャンペーンやクーポンとの併用はできず、CHARGESPOT Passなどの定額プランも対象外です。
期間限定のキャンペーンなので、今回の通常料金比較には含めていません。
HESTA CHARGEは24時間297円から
HESTA CHARGEは24時間まで297円です。最大7日間、168時間まで利用すると2,079円となり、168時間を超えると1,650円(税込)が加わります。合計は3,729円(税込)です。
HESTA CHARGEの公式サイトでは、168時間を超えると1,650円の買取金額が発生し、買い取ったバッテリーを手持ちの充電器として利用できると案内しています。
一方、公式FAQでは、7日(168時間)を超えると3,729円が発生し、買取扱いとなる旨が案内されています。公式FAQでは内訳をレンタル料金2,079円と違約金1,650円と説明していますが、特定商取引法に基づく表示では1,650円を「買取金額」としています。
そのため、本記事では、「168時間を超えると追加額1,650円が発生し、合計3,729円で買取扱い」と表現します。
また、HESTA CHARGEではレンタル時に最大利用料金3,729円が預り金(デポジット)として発生します。公式FAQでは、返却のタイミングに応じて利用金額が決まり、預り金が返金されると案内されています。クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、PayPayなど、決済方法によって返金の反映時期が異なる場合があります。
返却時には、借りた場所とは異なるHESTA CHARGEのスタンドも利用できます。ただし、返却先には空きスロットが必要です。
3サービスは返却条件にも違いがある
料金だけでなく、返却期限もサービス選びのポイントです。
| サービス | 返却条件 | 時間超過時の扱い |
|---|---|---|
| 充レン | 空きスロットのある別の充レンスタンドへ返却可能 | 72時間以内に返却されない場合は購入扱い。通常は累計5,830円、Plusは累計6,640円 |
| CHARGESPOT | 別のCHARGESPOTスタンドへ返却可能 | 120時間を超過するまでに返却されない場合、利用料に加えて2,000円の違約金 |
| HESTA CHARGE | 空きスロットのある別のHESTA CHARGEスタンドへ返却可能 | 168時間を超えると追加額1,650円が発生し、合計3,729円で買取扱い |
充レンはレンタル開始から72時間以内に返却されない場合、購入扱いとなります。決済完了時点で所有権を取得し、返却は不要となります。
CHARGESPOTは120時間を超えることができず、120時間を超過するまでに返却されない場合には違約金が発生します。
HESTA CHARGEは168時間を超えると1,650円が加わり、合計3,729円で買取扱いとなります。
3サービスとも、借りた場所とは異なる同一サービスのスタンドへ返却できます。ただし、返却先に空きスロットがない場合などは返却できないことがあります。利用前に返却先の状況を確認しておきましょう。
利用時間や目的に合わせて確認しよう

今回の比較では、利用する時間によって料金体系が変わります。
30分未満の短時間利用ならCHARGESPOTが165円から利用できます。30分を超えると330円になるため、短時間の利用では料金区分を確認しておきましょう。
同一の24時間利用枠内で30分ちょうどから23時間まで利用する場合、今回の比較条件ではHESTA CHARGEが297円です。ただし、レンタル時には最大3,729円の預り金が発生する点には注意が必要です。
急速充電を利用したい場合は充レンPlusが選択肢になります。通常の充レンとは料金体系が異なり、利用時間に応じて料金が加算されます。
そして、2026年10月から始まる半固体バッテリーの導入に注目するなら充レンです。2027年内に現在流通しているバッテリーの全数を半固体タイプへ切り替えることを目指しています。
まとめ
モバイルバッテリーレンタルは、外出先でスマートフォンの充電が必要になったとき、必要な時間だけ利用できるサービスです。
今回の通常料金比較では、30分未満ならCHARGESPOTが165円、同一の24時間利用枠内で30分ちょうどから23時間までの比較条件ではHESTA CHARGEが297円でした。
充レンは通常の都度利用が24時間未満330円で、急速充電バッテリー向けの「充レンPlus」も用意されています。72時間以内に返却されない場合は購入扱いとなり、通常プランは累計5,830円、Plusは累計6,640円です。
CHARGESPOTは30分未満165円から利用でき、120時間を超過するまでに返却されない場合は2,000円の違約金が発生します。
HESTA CHARGEは24時間297円から利用でき、168時間を超えると1,650円の追加額が発生して合計3,729円で買取扱いとなります。
さらに、充レンでは2026年10月から半固体バッテリーを順次導入し、2027年内に流通するバッテリーの全数を半固体タイプへ切り替えることを目指しています。
モバイルバッテリーをレンタルするときは、料金だけでなく「何時間まで利用できるか」「返却先に空きスロットがあるか」「期限を超えた場合にどのような扱いになるか」まで確認することが大切です。
自分の利用時間や必要な機能に合わせて料金体系を確認し、返却条件まで把握したうえで利用しましょう。


